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617 拉致被害者奪還のため、勇気を出して

 私は、今回の懲戒請求に参加した者です。勇気を出して過去のお話をします。


 今から数十年前、当時身内が中学三年生でした。ある日、友人と二人で歩いていました。すると、前方に制服を着た朝鮮学校の生徒三人が見え、思わず、友人が「あ、朝鮮学校だ。」と言ってしまいました。元々、近くに朝鮮学校があり、その生徒も住んでいる地域です。日頃、大人からは「気をつけろ。いきなり襲ってくるぞ。」と教えられ、常に注意して生活をしていたため、その場から逃げようと発した言葉でした。しかし、その言葉が相手に聞こえたようで、突然逃げる間もなく、激しい暴行を受けました。はじめは三人だった朝鮮学校の生徒たちは、気がつけば10人程に増えており、「このままでは殺される…。」と私の身内と友人は、全身血まみれで命からがら近くの親戚の家に逃げ込みました。「警察に届けたい。」そう考えましたが、周りの大人も同級生たちも、「警察に相談したところで、何もしてくれない。逆に復讐されるよ。」と言われ、泣き寝入りするしかありませんでした。


 私がこの話を初めて聞かされた時、「運が悪かった。」そう思っていましたが、後にこれと似たような事件が日本のあちらこちらで起きていた事を知り、愕然としました。「朝鮮学校の人たちは、恐ろしい人たちだ…。」私の一族にとって、強い共通認識になっていきました。


 それから数年たち、報道で北朝鮮による日本人拉致事件を知りました。日本人拉致事件に朝鮮学校の関係者もかかわっている事も知りました。「やはり、朝鮮学校の人たちは恐ろしい人たちだ。」さらに北朝鮮の核開発も活発になり、日本の上空を通過する程のミサイルも保有する状態になってしまいました。「もういい加減にしてほしい。日本政府は何をやっているんだ。北朝鮮の暴走はどんどん加速し、しかも拉致された日本人も数名しか帰ってこられない。こんな状況は、絶対に間違っている。」「一日でも早く拉致された日本人を全員取り戻さないと。」その考えは、どんどん大きくなっていきました。そんな中、自分で色々調べはじめ、あるきっかけでこのブログにたどり着き、そしてこの懲戒請求によって日本人拉致被害者を取り戻すことに良い影響を与えられないかと思ったのです。


 そして後に、この運動に共感した全国の仲間がいる事を知り、皆で必ず取り戻すと、私は強く決心したのでした。ところが、弁護士会も特定の弁護士たちも、全く私の思いに対して、間違った解釈をしており、今度は逆に私たちを提訴してきました。それでも裁判所は、公平、公正に判断をしてくれると私は期待しました。ですが、いくら反論しても残念な事に、私たちの主張は認められず、違法だ、差別だ、とされてしまいました。


 私たちは「何に違犯しているのだろう?」「差別だと言うが、私の身内も含めて全国で起こされた暴力事件は何だったのだろう?」「日本の裁判所でありながら、事実から目を背け、日本人拉致事件の解決に妨げになるような判断をしている。」


 はっきり申し上げます。


 「今回の一連の懲戒請求裁判の判断は間違っている。」


 あなた方は何のために裁判官になったんだ?誰かの評価、金、圧力、そんなものに左右されていいのか?日本人の命がかかっているのですよ。最高裁の長官は天皇陛下に任命していただいていますが、その重みを考えるべきですよ。天皇陛下が、国民の幸せを願われて、日々祈って下さっています。そして、拉致された日本人が戻ってこられない事に心を痛めておられますよ。私たちはその事に対して、何ができるか考えて行動しなければならないと私は思っています。


 司法の職を目指す若者が、どんどん減っています。司法の職に就いているあなた方を若者とその親が、どんな目で見ていると思いますか?


 私たちは、特定の弁護士たちにより、精神的に追い詰められ和解させられたり、グループ分けして提訴されても、バラバラにならない。そんな工作に、私たちは負けない。


 私たちが願うのは、「北朝鮮による、日本人拉致被害者の全員奪還」です。


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