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0312 嶋﨑量プライバシー侵害訴訟

 訴訟チームから、第二波の受け入れがOKとの連絡があった。

ついては7月15日から591人リスト記載のみなさんにお知らせを送付するので、訴訟参加を希望される方は必要事項を記入押印のうえ、返送されたい。メールでも受け付けている。

 ただし、希望されても、弁護士委任の方や和解された方、また履歴のない方は除外されるので、ご承知おき願いたい。もちろん、本人訴訟は可能である。


 基本は本人訴訟なので、全国各地、どこでもお住まいの管轄裁判所に提訴ができる。実務は被害者の会のチームが担当しているので、お知らせをお待ち願いたい。



コメント1  対象裁判件数


17件、162名での損害賠償請求であるが、その後、591人リストをマスキングしていないものがいくつか見つかっている。

 中には同じ訴状で、マスキングしているものと、していないものが混在という不思議なものも存在している。ついては令和元年10月以降の提訴事件について、お手元の訴状の第4号証がマスキングされているか確認をお願いする。591人リストがそのまま記載されていればご連絡をいただきたい。



コメント2  嶋﨑量裁判だけではなく、佐々木亮と北周士の東京訴訟でも591人リストが2名の訴状に混入し、札幌では3名の訴状に混入していた。札幌は591名の並びからそっくりであるため、どうも神奈川県弁護士会のリストを使ったようだ。



コメント3  訴額の変更


数十名の対象者が増えるため、訴額も増えるが、これは今回、約第3波~第4波については変更しないそうだ。ワンサイクル後に別提訴とすると聞いている。



コメント4  今後の提訴件数


予想としては、あと400名ほど。本人訴訟で、印紙代は自分持ちだから、ひとりで、400名分の選定当事者訴訟が可能である。30億8千万円。嶋﨑も慌てるよな。

 刑事告訴については、検察から情報は漏れていないようだな。



コメント5  犯罪のデパート弁護士会

東京ミネルヴァ法律事務所の代表弁護士が懺悔 破綻した会計の裏側は

ざっくり言うと

破産した東京ミネルヴァ法律事務所の代表弁護士が、週刊新潮の取材に応じた。

事務所が依頼者のお金に手を付け、広告費に投じる状態を看過してきたと懺悔。

負債額51億円のうち、31億円は広告代理店によって流用されていたと告発した。

倒産「ミネルヴァ法律事務所」代表が懺悔の独占告白。

「私を洗脳した“真犯人”がいる」

2020年7月8日 8時1分 デイリー新潮

ホンモノそっくり(写真1)

写真拡大 (全2枚)


「代表の私が、法的に、道義的に責任を取らなくてはいけません。この罪は私が一生背負っていかなくてはいけない十字架だと思っています……」


6月下旬、東京都内で取材に応じた川島浩弁護士(36)は、憔悴しきっていた。


【老後破産】港区の高齢者夫婦は4人に1人が生活保護レベル


「消費者金融などからの過払い金が戻らなくなってしまった、多くの依頼者の方々にはお詫びの言葉も見つかりません。本当に申し訳なく思っています。これ以上、被害者を増やしてはいけないと思い、事務所の解散を決めました。現在、第一東京弁護士会や日本弁護士連合会が全体像の解明を進めています。私は自らの責任を認めたうえで調査に全面的に協力していくつもりです。調査との齟齬が生じてはいけないので細かい数字までは明かせませんが、いま私がお伝えできることは、すべてお話しさせていただきます」



ホンモノそっくり(写真1)

か細い声で、言葉を絞り出すように語りはじめるのだった――。


 川島弁護士が2017年8月から代表弁護士を務めていた「東京ミネルヴァ法律事務所」は、6月24日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。約51億円の負債は弁護士法人の倒産としては過去最大だ。

 破産を申し立てたのは当事者のミネルヴァではなく、ミネルヴァが所属する第一東京弁護士会(一弁)。一弁の寺前隆会長は談話で、

「依頼者に甚大な不利益を与えるものであり、弁護士法人として到底許されるものではない」



DA PUMP(写真2)

 そう断じつつ、依頼者の財産を流出させないために、ミネルヴァの債権者として破産を申し立てたとの趣旨も述べている。というのも、一弁に、ミネルヴァの依頼者から“連絡がつかない”との苦情が相次いでいたのだ。“取り付け騒ぎ”が起きてもおかしくはなかった。

 そんな状況下で、川島弁護士は一部の関係者以外との連絡を絶った。法曹界や金融業界では自殺説も流れたほどだが、雲隠れ状態にあった数日のあいだ良心の呵責に苦しみ続けていたという。そして、とにかく依頼者に謝罪したいとの思いから、口を開いたのだった。


「私は事務所の会計が破綻しているのを把握していながら、依頼者のお金に手をつけ、身の丈以上の広告宣伝費を投入し続ける状態を看過してきました。その罪の重さは計り知れません。依頼者のお金というのは、消費者金融やクレジットカード会社から返還された、法定利息を超えた過払い金。これを預り金と呼び、いったん事務所の口座にプールし、2割程度の手数料を引いた8割を依頼者にお支払いします。負債額51億円は、おおまかに言って31億円ほどが預り金で、約20億円が広告宣伝費などの未払金です。ただこの31億円が広告代理店によって流用されていた。それを、私は止めることができませんでした。近年は過払い金返還請求訴訟の需要が減っているのに、広告費は減らさない。いずれ破綻する先細りのスキームでした」


 流用していた広告代理店に触れる前に、ミネルヴァの売り上げを見ていきたい。


 ざっと計算すると、過払い金などに特化していたミネルヴァの売り上げ(手数料収入)はひと月あたり1億円から2億円。これを上回る広告費が、長年、請求されてきたという。


一蓮托生

 現在判明している4年度分の売り上げだけを挙げれば、19年度が17億8449万9596円。残りは、


・18年度 約16億4千万円


・17年度 約13億円


・16年度 約21億円


 となる。ミネルヴァ設立の12年からの8年度分を平均すると、1年あたり約17億円。単純に8を掛ければ、ミネルヴァのこれまでの売り上げは約136億円と見積もることができる。

 ちなみに、ミネルヴァの売り上げがすべて過払い金返還請求によるものであり、手数料もすべて2割程度と仮定すると、これまでに消費者金融から返還された過払い金は約680億円、だ。


 これらはあくまで概算だが、川島弁護士によれば、それだけの巨額の金を自由に扱っていた存在に触れざるをえないという。先の話で出た、広告代理店だ。


「都内にあるリーガルビジョン(LV)という士業に特化した広告代理店です。ここの児嶋勝会長が、広告戦略だけでなく、実は事務所の経営も取り仕切っていました。過払い金のビジネススキームを主導してきた会長にも責任を問いたい。強く、そう思っています」


 この児嶋会長は現在49歳。かつて消費者金融最大手として業界にその名を轟かせた武富士で支店長を務めた人物だ。武富士が事実上破綻した後、広告代理業に転じ脱税で有罪判決を受けたこともある。川島弁護士は顔を歪めながらこう続けた。


「私は3代目の代表なのですが、ミネルヴァは設立時から児嶋会長と過払い金の仕事をしていたんです。17年に私が代表となる際には、会長から、2代目がもう高齢だから代表をやらないかと打診されたのです。そのときの言葉が、“経営は任せてくれ。4億円の負債があるけれど、資金繰りはこちら(LV)の担当者がいて、なんとか回っているから。ミネルヴァは潰せないんだ”でした。当時の私は、仕事の量を増やしていけば経営は立て直せるだろうと思ってしまったのです。代表就任前にちらっと決算書を見せられました。売り上げが立っていない過払い金返還請求訴訟などもあって、お恥ずかしい話ですが、経営状況を精査せずに引き受けてしまったのです。代表になってから分かったのですが、ミネルヴァは会長の支配下にありました。LVに支払うのは広告費だけでない。ミネルヴァの事務所はLVのグループ会社からの転貸しで、事務所の派遣社員もLVグループからの派遣。その人件費にはじまり、電話やインターネット回線の使用料などもLVグループに支払っていた。ミネルヴァはヒト、モノ、カネを握られ、会長の指示でLVへの支払いを、手を付けてはいけない預り金で充当していることが分かったのです」


 それが積もり積もって31億円近くになったというのである。LVの児嶋会長はこうした手法で弁護士事務所を裏で支配し、過払い金ビジネスを主導していたのだ。なお、主業務の過払い金返還に関する広告は、


「テレビやラジオ、新聞、ネットなどで出張相談会を告知して集客します。相談会は全国各都市で2週間から3週間、開くことが多いのですが、会場を訪れた人の過払い金返還請求の訴訟を受任する。LVが整えた会場で、お飾りの弁護士は受任するだけでいいわけです。いずれにせよ、これらの広告費が経営を圧迫しているのは明白でしたが、売り上げを上回る請求が削られることはありませんでした」


 事務所の経営方針に川島弁護士が疑問を抱いたのは、代表就任から1年ほどが経った18年の夏ごろだという。


「是正すべきだと思い、児嶋会長と話し合ったのですが、決算書すら見せてもらえません。負債などの重要な話ははぐらかされ、“一連(ママ)托生 よろしくお願いいたします。”と大きなフォントで書いたメールを送ってきたこともありました。“そんなに言うのなら、人を引き上げる”などと脅された挙げ句、派遣社員を出勤させないといったことも。事務所は私を含めた6名の弁護士と30名前後の事務員。その10名以上がLVグループからの派遣でしたから、ヒトを止められると立ち行かなくなってしまいます。それでも、“資金調達のために決算書が必要だ”と会長を説き伏せ、やっとのことで今年に入ってから決算書を見せてもらえました。そこに記されていたのが51億円の負債。私はこの時点で初めて知ったわけです」


 そして、預り金の31億円が流用されている事実に行きついたのである。


 また、これはのちの調査で確認された数字だが、ミネルヴァ設立後の8年度分で、LVグループからの請求は115億円ほど。請求書の欠損による未確認部分も加味して、ざっと130億円がミネルヴァからLVグループに払われた計算だ。


 先に挙げたミネルヴァの設立以来の売り上げ見積りとほぼ同額。売り上げの大部分がLVグループに吸い取られていたわけか……。


「会長は神、ゴッド」

 いかなる事情があるにせよ、弁護士がこのような経理を放っておけるのか。


「私は51億円の負債を認識する前から、負債が膨らんでいると予測していても児嶋会長に強い態度に出られませんでした。強引に事務所を解散させたとしても、弁護士法で定められた無限連帯責任によって、代表である私がそのすべてを負わなくてはいけません。私も家族があるので、そう簡単に破産させるわけにはいかず、どうにか再建の道を探りたい。そんな思いがあったのです。もちろんLVグループ内に相談できるような相手などいません。会長が君臨しているからです。たとえば、年末の社内研修会。忘年会と会長の誕生日祝いを兼ねて熱海の後楽園ホテルへ行きます。LVグループ約120名がバス3台で行くのですが、車内で皆、会長から酒を飲まされ、ひたすら一気飲み。当然、潰れる人も出ますが、それでも夕方にはホテルの大広間で誕生日祝いをやる。ここでも一気飲みです。この宴会の様子をみれば、会長に意見するLV関係者は皆無だと分かります。ゆずの『栄光の架橋』が社歌で、みんなで肩を組んで大合唱して終わるのですが、その前に、ビデオ上映があります。これがまた凝っている。昨年末は、会長を主人公に仕立てた、『情熱大陸』のよくできたパロディビデオが流されました」


 ロゴやテーマ曲はそのまま、ナレーションまでホンモノそっくり(写真1)。児嶋会長の出社風景から、社内での社員との会話、酒席での一コマなどで構成されている。会長評を訊ねられた社員たちは、〈会長は神だね。神。ゴッド。言われたことをそのままやれば、何でも成功するよ〉〈お客さまへの愛情が半端ないです〉などと最大級のヨイショ。その礼賛ぶりはうすら寒くなる。


 児嶋会長が会社の展望を語ってこの“ニセ情熱大陸”が終わると、「スペシャルメッセージ」の文字。男性7人がずらりと並ぶ画となる。DA PUMPだ(写真2)。


〈児嶋会長! お誕生日おめでとうございます!〉


 と、ISSAが祝福し、


〈俺らみんな会長に世話になってますから。しかもね、ツアーにもね協賛していただいて。ぼく、サウナ仲間なんで。週にぼく、4回ぐらいは会います〉


 と親しさをアピール。そのあいだISSA以外のメンバーは、顔に笑顔を張りつけもみ手をしている。LVグループ社員や川島弁護士に会長の交友関係の広さを認識させる効果はバツグンだろう。この社内研修会からは、ある種、宗教じみたモノが感じ取れる。川島弁護士によれば、


「児嶋会長の交友関係といえば、他にはフジテレビの関係者が多いことは周辺の人はみな知っています。有名なプロデューサーやアナウンサーと飲みに行ったとかLINE友だちだと会長自身が話していますし、その関係でお台場のイベントに協賛したこともある。政界では小沢一郎さんの子分だった糸川正晃元民主党代議士を応援していました」


 実際の関係はどうなのか。DA PUMPが所属するライジングプロダクションの広報担当者はこう答えた。

「一昨年、関係者の紹介で児嶋さんとの関係ができました。たしかにISSAはサウナで一緒になることはありますが、プライベートのお付き合いはない。児嶋さんサイドから“誕生日おめでとうコメント”を、と打診があったので、協賛していただいた関係上、メッセージを出させていただきました。それだけです」

 とはいえ、単独公演の協賛金として520万円の提供を受けているではないか。糸川元代議士は、

「私が19年参院選に自民党から出馬したときに知人の紹介でお会いしまして。応援してくださるとのことだったので、“150万円ほどお願いしたい”と仄めかしたところ、まとまった額は厳しいとのこと。それで児嶋さんのグループ会社の顧問にしていただきました。以来、月10万円の顧問料をいただいています。ミネルヴァの倒産に悪い形で関与しているのなら、お付き合いを考えないと……」

 と、のたまう。


「そうはいっても、児嶋会長はすごく腰が低くて、人たらしの面がある。ふだんも、私が“カワちゃんが代表になって売り上げがよくなった”とか、“みんな喜んでいるよ”と褒めてくる。いま思えば、私は“洗脳状態”にあった気がします」


 いまも、川島弁護士にそう言わしめる児嶋会長に話を聞いた。

「川島さんが言っているのはウソ。ミネルヴァのお金を私が勝手に動かせるわけがないじゃないですか。広告費にしても川島さんがきちんと決済していましたよ。私は、ミネルヴァと広告のコンサルとしてのお付き合いしかしていません。未払金があって、迷惑しているのはこちらなんです」

 と、不敵な笑みを浮かべる。最後に川島弁護士の話。


「私は人を助ける仕事がしたくて弁護士を志(こころざ)しました。細々とでもいいから、依頼者の一人ひとりに“相談してよかった”と思ってもらえる仕事をしたいと考えていました。負債額を知って、それを思い出した。一弁からの懲戒請求で弁護士資格を失うかもしれませんし、警察の捜査を受け、児嶋会長と共に刑事的な責任を問われるかもしれませんが、とにかく依頼者の方々に謝らなくてはいけないと考え直したのです。本当に、申し訳ありませんでした」


 代表弁護士の懺悔は、依頼者に届くか。

「週刊新潮」2020年7月9日号 掲載





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