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808 松陰先生に学ぶ①

志ある日本人にとって魂の師であり続ける吉田松陰先生。

誰が読んでもわかりやすい松陰語録をリストアップしてみました。


その前に、「742 国を護るのはだれか」のトップ動画42分25秒あたりをご覧ください。

増元さん(拉致被害者家族会)に対し、「我が国は戦後60年の間で情報収集に力を入れたことはない。お金を使ったことはない。」と平気で言い放った当時の故町村外務大臣。

当時の日本政府は、他国の非道による国民の危機に腰が重いどころか、腰を上げることさえ考えていなかったのです。

自民党の重鎮でさえ、戦後一貫した基本方針が誤っていることに気が付かない状態だったのです。おいおい、能天気にもほどがあるぞ、と今だからこそ思えるのかもしれません。


国家国民の存在基盤がボロボロである現実から目を逸らし、目先の利益のみに奔走し、精神的豊かさよりも物質的豊かさを国民に与えることを命題とし、それが叶えばそこで満足し、国民もそれを求める。


GHQの日本占領政策である「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」の効果と、日本型民主主義から欧米型民主主義への強制転換効果が大きな要因でしょうが、それを悪用した日本人以外の何者かによる日本国乗っ取り効果が特に大きく、前述の町村発言につながったのかもしれません。


日本が、日本人がいたぶり続けられ、大和民族の精神が荒んでいる今こそ、松陰語録をおさらいしてみることも自分の足元を見つめなおすという意味では有用だと思います。


1.「至誠にして動かざる者は、未だこれ有らざるなり」


松陰語録の中でも特に有名なこちら。

至誠とはこれ以上にないほどに誠実であることを意味しており、「誠を尽くして行動すれば、心を動かされない人はいない」と教えています。

はたして全ての人が本当に心を動かしてくれるのでしょうか。

神仏は別として世の中には「絶対」は存在せず、ものの見方・感じ方は人それぞれによって違うからです。

例えば、いくら真心を尽くしても、悪意のある相手や結論ありきの相手は自分の信念をさらに強固にするだけです。人間は、間違った信念ほど強い愛着を抱いてしまうといいます。

そういった場合、私たちは相手に非があるとして独善的な思考に陥りがちです。上手くいかないことを他人の所為にしがちです。

しかしながら松陰先生は、誠を、精神を錬磨し人格を高めることと捉えています。

責任転嫁することなく自分が誠を尽くしているのかを反省し、自分の心を見つめ、私欲を排する。誠という字は言と成で作られています。つまり、言葉にしたことをし遂げるといった嘘偽りのない強い心を表しています。

世のため人のために誠意をもって行動するには、常に修練を積まねばならないのですね。


2.「小人が恥じるのは自分の外面である、君子が恥じるのは自分の内面である。

人間たる者、自分への約束をやぶる者が、もっともくだらぬ。死生は度外に置くべし。

世人がどう是非を論じようと、迷う必要はない。武士の心懐は、いかに逆境に遭おうとも、爽快でなければならぬ。心懐爽快ならば人間やつれることはない」


「自分に嘘をついて生きても得るものは少ない、信じた道を最後まで貫くことが大切だ」と教えています。

目先の利害や損得、勝ち負けや優劣よりも、大切なものを持っている自分を信じ、その道を信じること、世間が何を言おうと、どのように評価しようと、迷う必要はない。武士の心には常に一本の太くて強い芯があり、それゆえ、精神的にも強靭である、とも教えています。

強靭な精神を持てば、どんな困難にも立ち向かっていくことが出来ます。

マスコミや世論に踊らされず、価値観を揺すぶられないようにしたいものですね。


3.「かくすれば かくなるものと知りながら 已(や)むに已まれぬ大和魂」


「頭ではどうなるかは分かっていたが、それでもやらずにはいられなかったのは、日本を思う心からなのだ。その心こそが大和魂なのだ」と教えています。

そこには損得勘定はなく、どんなに不利益を被ろうとも己の信念に従って行動する。これこそが日本人の精神美学です。

自分の心の中の利己心を自らが克服して、正しいと信じた道を進み続けたいですね。


4.「死して不朽の見込みあらばいつでも死すべし、生きて大業の見込みあらば

いつでも生くべし」


「死んでも志が残るものであれば、いつでも死ねばよい。生きて大事を成せるならば、いつまでも生きてそれをやればいいのである」と教えています。

これは、大きな目標を達成するなら命を惜しむなと言っていると同時に、死に急ぐことのないよう戒めています。つまり、「人生において命のかけ時がある」ということでしょう。

この言葉を師から引き出した高杉晋作は、後日に「功山寺決起」により日本を変えました。

志を遂げるには覚悟が必要ということですね。


5.「志士は溝壑(こうがく)に在るを忘れず、勇士は其の元(かうべ)を喪

(うしな)うことを忘れず」


「志士とは、高い理想を持っていかなる境遇に陥ってもその節操を変えない人物であり、節操を守る人は困窮に陥ることはもちろん、飢えて溝や谷に転げ込んで死んでも良いとの覚悟を忘れぬものである。勇士とは、戦場で戦死すること、いつ首を取られるかもしれないこと、などは問題ではないという一念を常に忘れぬものである」ということを教えています。

日本人精神の根幹であり、自分の為すべきことをわきまえ、廉恥を重んじるのですね。

論語にも次のようにあります。

子曰く、君子は義に喩り、小人は利に喩る(君子は万事を道義に照らして会得するが、小人は万事を利害から割出して会得する。)

恥を捨ててまでカネに執着するよりも、節操や道義を大切にしたいですね。

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